比較
プライベートデプロイとパブリッククラウド
ここでは一般的な利用シーンを対象に、ソリューションレベルで比較します。特定ベンダーの評価ではありません。実際の判断には、業務量、コンプライアンス要件、運用体制を踏まえる必要があります。
比較軸
検討しておきたい8つの軸
どの軸にも双方にトレードオフがあり、一方的な優劣はありません。
| 比較軸 | FeiyanCloudのプライベートデプロイ | パブリッククラウドのRTC / IMサービス |
|---|---|---|
| データの保管場所と主権 | データはお客様が選んだデータセンターまたはプライベートクラウドに保存され、保存と暗号化のポリシーはお客様が定義できます。 | データはプロバイダーのクラウドに保存され、その提供地域とコンプライアンスの枠組みに従います。 |
| ネットワーク依存 | パブリックからの接続を必要とせず、イントラネット、専用線、分離ネットワークで動作します。 | パブリックインターネットへの接続とプロバイダーの拠点に依存し、越境時の品質は経路によって変わります。 |
| カスタマイズ | メッセージモデル、シグナリングフロー、権限ロジックを業務に合わせて調整できます。 | 主に標準APIと製品化された機能であり、カスタマイズはプロバイダーのロードマップに制約されます。 |
| 統合と移行 | 既存のID、権限、ストレージの各システムとの統合作業が必要で、工数は大きくなります。 | すぐに利用でき、標準SDKの統合は速く、移行コストも低く抑えられます。 |
| 運用責任 | デプロイ、監視、スケーリング、アップデートは、お客様またはインテグレーターが担います。 | インフラの運用と柔軟なスケーリングは、プロバイダーが担います。 |
| 弾力性とピーク対応 | 容量は事前に計画する必要があり、急なピークには余裕を持たせたリソースで対応します。 | 需要に応じて拡張でき、変動の大きいワークロードに適しています。 |
| コスト構造 | 主に自社運用のリソースとライセンスです。安定した規模では、ユニットコストが予測可能になります。 | 初期費用を抑えた従量課金です。長期的に大規模になると、コストは利用量に応じて増加します。 |
| ローンチまでの期間 | プライベート環境の準備と統合作業に依存するため、一般に長くなります。 | 迅速に用意でき、検証や小規模なローンチに適しています。 |
この比較を読む際の注意
- この比較は、提供モデル間の一般的な違いを述べたものであり、特定ベンダーの機能や価格を示すものではありません。
- 実際のTCO試算には、同時接続数、保存期間、帯域コスト、人員を含める必要があります。ソリューション設計の中で数値化することをお勧めします。
判断の進め方
3つの質問で絞り込む
- 1
データを自社環境の外に出せますか。
出せない場合、プライベートデプロイが現実的な選択肢となるのが通常です。出せる場合は、次にコストと運用体制を検討します。
- 2
利用量は安定して予測できますか。
安定して規模の大きいワークロードは自社運用に、変動の大きいワークロードはオンデマンドの弾力性に向いています。
- 3
運用体制はありますか。
プライベートデプロイには、継続的な監視、スケーリング、アップデートが必要です。運用リソースがない場合は、インテグレーターとの協業もご検討ください。
自社の状況に即した比較が必要ですか。
同時接続数、ストレージ要件、デプロイ環境をお知らせいただければ、一緒に数値化できます。